公益社団法人北海道私立幼稚園協会

令和5年度 北海道幼稚園教諭中央リカレント・冬季教員研修会


令和5年度 北海道幼稚園教諭中央リカレント・冬季教員研修会を開催いたします。
申込受付期間:11月24日(木)16:00~12月15日(金)17:00

【日時】令和6年1月9日(火)9:45~15:30
【会場】ホテル札幌ガーデンパレス (札幌市中央区北1条西6丁目)
【定員】会場参加:500名・オンライン参加:定員上限なし
【参加費】会員2,200円(会場参加・オンライン参加ともに)
【内容】
 ・受付(9:15~9:45)
 ・開会式(9:45~10:10)
 ・基調講演(10:30~12:00)
 ・分科会(13:30~15:30)
  
 ※開催案内は各園にお送りしておりますので、必ずご確認ください。
 ※基調講演・分科会の詳細は開催案内または下記をクリックしてご覧ください。 


講師:西南学院大学 人間科学部児童教育学科 教授  門田 理世 先生
〔テーマ〕
「次世代を担う子どもたちと共創する
    ~Child Agencyから捉える日本の幼児教育・保育の可能性について~」

 (研修俯瞰図番号:E1)

〔講演概要〕
大人の作った価値観ではうまくいかないことが多くなったこの時代。今、改めて子ども達に内在する価値観に本気で目を向けてみる必要があると考えています。子ども達が教育・保育の中で見せてくれる思いや願いは、今の私たちの社会が向かうべき方向性を示してくれています。私たちがこの社会で生きることの意味を、子ども達と共創できるのか...。
近年、諸外国ではChild Agencyという考え方に基づいて「社会と教育」のつながりが提唱されています。これが何を意味するのか。今回、日本の教育・保育実践を社会に持ち出した実践事例を用いて皆さんにお話ししたいと思います。この機会を通して、Child Agencyを育みながら新たな価値観を創生するワクワクできるような教育・保育の可能性について、皆さんと一緒に考えてみたいと思います。



〔門田 理世 先生 プロフィール〕
西南学院大学人間科学部講師、同助教授(准教授)を経て現職。イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校博士号取得。スタンフォード大学客員研究員(2008.9~2009.8)、デラウェア大学客員研究員(2019.9~2020.11)。
OECD ECEC Network Member、文部科学省参与、日本保育学会評議員、国立教育政策研究所フェロー等など要職を歴任。専門は保育実践研究法・保育者養成・保育課程の編成・諸外国の保育・保幼小連携・現職教育など。
(主な著書)
「学びが広がる・深まる 園内研修でもっと豊かな園づくり」(共)(2022) 中央法規
「世界の保育の質評価:制度に学び、対話をひらく ノルウェー」(共)(2022) 明石書店
「幼児教育・保育の国際比較:OECD 国際幼児教育・保育従事者調査 2018 報告書―質の高い幼児教育・保育に向けて』(国立教育政策研究所編集)(2020)、明石書店
「OECD 保育の質向上白書人生の始まりこそ力強く ECEC のツールボックス」(OECD/編著)(2019)、明石書店

講師:西南学院大学 人間科学部児童教育学科 教授  門田 理世 先生
〔テーマ〕
「次世代を担うリーダーたちと考える
    ~Teacher Agencyから捉えるこれからの保育者のwell-beingについて」

(研修俯瞰図番号:B6) ※文科省マネジメント分野該当

〔講演概要〕
子ども達が有するChild Agency同様、保育者にもTeacher Agencyは存在します。Teacher Agencyについての理解を深めながら「私が保育者として幸せであるとはどういうことなのか」をこの分科会では一緒に考えてみたいと思います。
保育にとって大切なこと、保育実践の中で直面する課題や葛藤への向き合い方、保育者として責任等を考えることは簡単なことではありませんが、皆で考えればいい知恵が浮かぶかもしれません。求められる資質・能力を備えようとすることは、保育者のwell-beingをどのようにはぐくむのか。保育実践を通して、幸せな保育者集団となる方法を一緒に探ってみたいと思います。



〔門田 理世 先生 プロフィール〕
西南学院大学人間科学部講師、同助教授(准教授)を経て現職。イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校博士号取得。スタンフォード大学客員研究員(2008.9~2009.8)、デラウェア大学客員研究員(2019.9~2020.11)。
OECD ECEC Network Member、文部科学省参与、日本保育学会評議員、国立教育政策研究所フェロー等など要職を歴任。専門は保育実践研究法・保育者養成・保育課程の編成・諸外国の保育・保幼小連携・現職教育など。
(主な著書)
「学びが広がる・深まる 園内研修でもっと豊かな園づくり」(共)(2022) 中央法規
「世界の保育の質評価:制度に学び、対話をひらく ノルウェー」(共)(2022) 明石書店
「幼児教育・保育の国際比較:OECD 国際幼児教育・保育従事者調査 2018 報告書―質の高い幼児教育・保育に向けて』(国立教育政策研究所編集)(2020)、明石書店
「OECD 保育の質向上白書人生の始まりこそ力強く ECEC のツールボックス」(OECD/編著)(2019)、明石書店

講師:北海道教育大学旭川校 教育発達専攻 教授  片桐 正敏 先生
〔テーマ〕
「幼児期における発達の偏りのある子どもへの配慮と支援」
    ‐知的能力が正常域の子ども、知的能力が高いギフテッドの子ども‐

(研修俯瞰図番号:D3)

〔講演概要〕
 本研修では,幼児期における発達の偏りのある子ども,特に知的能力が正常域の子どもに加えて,知的能力が高い「ギフテッド」の子どもの特徴と保育ニーズについて具体的な話を織り交ぜながら,保育現場でどういった配慮や支援が必要なのか,お話しします。特にギフテッドの支援は,発達障害のある子どもへの支援ニーズとは異なり,独特のポイントがあります。加えて,子どもの発達特性を評価する尺度なども紹介します。



 〔片桐 正敏 先生 プロフィール〕
北海道教育大学旭川校 教育発達専攻特別支援教育分野 教授。
北海道大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。博士(教育学)。
公認心理師、臨床発達心理士、特別支援教育士スーパーバイザー。
旭川市子ども子育て審議会副会長、旭川市スクールカウンセラー。

講師:札幌国際大学 人文学部心理学科(子ども心理専攻) 准教授  増山 由香里 先生
〔テーマ〕
「乳幼児の発達を支える関わりと環境」

(研修俯瞰図番号:C2)

〔講演概要〕
 本分科会では、乳児から幼児に向かう発達の連続性を意識しながら、2歳児や満3歳児の発達、保育の考え方について、具体的な保育の実践事例を通して皆さんとともに考えてみたいと思います。
 乳幼児期は心身ともに著しい発育や発達が見られる時期です。この時期に周囲の大人との愛着関係を築き、基本的信頼感を獲得することで、子どもは遊びを中心とした生活を自発的・能動的に営んでいくことができます。
 乳幼児の発達を支える関わりと環境について、学びを深めたいと思います。



〔増山 由香里 先生 プロフィール〕
札幌国際大学 人文学部心理学科子ども心理専攻 准教授。
藤女子短期大学保育科卒業後、幼稚園に勤務し、その後、ドイツシュタイナー幼稚園にて、実習。帰国後、保育園勤務を経て、北海道大学大学院教育学院修士課程修了。
2013年より、旭川大学短期大学部幼児教育学科助教、同准教授を経て、現職。専門は乳幼児心理学、保育学。
保育の実践研究や現場の保育者との勉強会を通して、子どもの主体的な生活と遊びについて考えている。
編著に『具材―ごっこ遊びを支える道具』(2017、庭プレス)
共著に『発達と育ちの心理学』(2019 萌文書林)

講師:名寄市立大学 社会保育学科 准教授  棚橋 裕子 先生
〔テーマ〕
「つながりの中で育まれる子どもの主体性」

(研修俯瞰図番号:D1)

〔講演概要〕
 子どもの「主体性」と聞くと保育者は、「子どもを中心に」「子どもの思いを優先して」と構えてしまいがちになりますが、子どもは色々なつながりの中で育っていきます。よりよく育てようとする保育者の思いは大切ですが、子どもが主体的に育っていくこととはどのようなことでしょうか。保育者のみなさんからもお話を聴かせていただきながら展開していきたいと思います。



 〔棚橋 裕子 先生 プロフィール〕
 旭川市内幼稚園にて幼稚園教諭歴24年。
 その間、旭川大学短期大学部非常勤講師、國學院短期大学非常勤講師等を兼任し、令和元年より名寄市立大学保健福祉学部社会保育学科に赴任。現在に至る。

講師:北海道教育大学釧路校 教育学部 教授  境  智洋 先生
〔テーマ〕
「子どもたちの『はてなを見つける』を育てるために」

(研修俯瞰図番号:B3)

〔講演概要〕
 これからの時代を生き抜くために必要なのは、自ら問題を見つけ出し、自ら問題を解決していける力です。その力の基礎を育むためには、子どもたちの「はてな」をみつける力を育てることが大切です。ここでは子どもたちの力を育てるために、身近な素材を用いた科学あそび、身近な自然の観察から始まるものづくりを紹介します。



 〔境 智洋 先生 プロフィール〕
 北海道教育大学釧路校教授。
 斜里町生まれ。北海道教育大学を卒業後、根室管内の小中学校を教諭として勤められた後、北海道立理科教育センターの初等理科研究室長を経て、現在、北海道教育大学釧路校地域学校教育実践専攻 授業開発研究室の教授としてご活躍されています。
 専門分野は生活科、総合的な学習の時間、教育方法、地学教育(防災教育)。
・釧路新聞で2004年から「たんちょう先生の実験教室」を80回連載。2020 年5月より「たんちょう先生のはてな探検隊」を連載中。
・2004年、2005年に科学の鉄人(サイエンスショーの全国大会で2年連続 優勝。2005年には東レ理科教育賞(理科教育の教材開発コンクール)で 全国優勝
・毎年、釧路市こども遊学館で11月は科学の祭典「釧路科学屋台村」、1月 に地球科学のイベント「ジオ・フェスティバル in KUSHIRO」を主催。
(最近の著作物)
・中学校学習指導要領(平成29年告示)解説(共著) 理科編
・豊かな心を育む へき地・小規模校教育 少子化時代の学校の可能性(共著)学事出版
・地域が支える防災教育活動と防災教材の作成
・中学校理科教科書「自然の探求(1年~3年)」教育出版
・小学校理科教科書「未来をひらく 小学理科(3年~6年)」教育出版

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参加・運営について-留意事項-

本年5月8日より新型コロナウイルス感染症は5類に移行しましたが、研修会の参加にあたっては、一定の感染防止対策へのご理解・ご協力をお願いいたします。

  • 申込後、新型コロナウィルスに感染した場合、また、感染が疑われる可能性がある発熱・咳などの症状があった場合、感染者との濃厚接触やその疑いがあった際は、参加を自主的にご遠慮願います。
  • 会場の出入りの際には、受付にて手指消毒のご協力等をお願いいたします。